SPEC[スペック&撮影技術]

ヨーイング


回転させる操作のことです。

ヨー (yaw) とも呼ばれます。
なお、左右を軸にした回転がピッチング (pitching) またはピッチ (pitch)、前後を軸にした回転がローリング (rolling) またはロール (roll) といいます。
旋回においては、ローリング、ヨーイング、ピッチングの3動作があります。

ドローンというのはプロペラの下の部分についている4つのモーターがついています。その回転数を制御する事で様々な動きを生み出すのですが、
その動きには、

・スロットル
・ピッチ
・ロール
・ラダー

などのそれぞれに名前が付けられています。

4つのモーターの回転をドローンを動かす際に必ず最初に行う動作でそれを加速させる事によって機体が上昇するしくみになっています。
これをスロットルと呼びます。また、下降する際(下に降りる)に4つのモーターの回転数を減らす操作をすることをスロットルと呼びます。

前後に2つずつあるモーターの回転数を制御する事で出来る動作をピッチと呼びます。ヘリコプターと似ている点がここで、前進させたい場合は前側の二つのモーターの回転数を下げて、
後ろ側のモーターの回転数を上げる事によって、機体のフロント部分を下げる事で前進する仕組みになっています。

その逆もしかりで前側のモーターの回転数を上げることで、後ろ側のモーター回転数を下げる事で傾斜させることで後ろに進む仕組みになっています。
また、飛行機で表す場合エレベーターと一般的に呼ばれており、ヘリコプターのピッチとはまた意味が違ってきます。

前と後ろに進む(ピッチ動作)事に対して左右に進む為の動作のことをロールと呼びます。また別名エルロンと呼ばれる事もあります。
モーターの回転数を制御して左右に機体傾ける事によって機体を左右に移動させることを可能にしています。ピットと基本的な理屈は同じです。

ラダー動作で対角線上にあるモーターを加速させる事によってその場で右旋回、左旋回を行うことをヨーと呼びます。
この操作についてはカメラを被写体の方向に向ける際、前方を向いている時に特に重要な動作となっているので覚えておくと良いでしょう。

以上が代表的な動作、ドローンの動作についての意味になります。スマートフォンの画面上で操作する場合やプロポに登載されている2本のスティックを使って行う場合など、実際には
それぞれスマホ操作・プロポ操作方法には微妙に違いがありますが動作の名前自体は変わらないので覚えておくと便利な用語になります。。

ドローンの操作には、多くの場合は2つのスティックがついたコントローラープロポを用いるのですが
この2つのスティックの動作の割り当てはモード1や2などの数字で区別され、その総称を名前で区別していきます。

ラジコンヘリで日本やヨーロッパなどで主に使用されているのが、一般的にモード1で主にアメリカで使用されているものがモード2となります。
しかし、ドローンに関しては日本やヨーロッパ、アジアにおいてもモード2が使われている事が比較的多いです。その理由として右スロットルが前後左右で分かりやすいという事が要因となっています。

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