SPEC[スペック&撮影技術]

ワイヤレス給電


離れた場所から電波を使って電気を送る遠隔給電システムの開発を、現時点進めております。
実用化されれば、走りながら電気自動車(EV)に充電できたり、大気の影響を受けない宇宙空間で高い効率で太陽光発電した電気を地上に送ったりと、社会全体に影響が及びます。
その試みとして、「まずは三年後までに、(小型無人機)ドローンにワイヤレスで給電できるシステムを実現させたい」と具体的な見通しが表明されています。 また、2015年5月20日、日本電業工作はドローンやロボット向けのワイヤレス給電システムMIRACを発表しました。マイクロ波により給電するものであり、RF-DC変換効率は70%以上だといいます。

災害現場の調査では、特撮映像撮影等、様々な用途で最近注目が高まっているドローンですが、ドローンは長くても30分程度しか飛行できません。頻繁な充電やバッテリー交換などの作業が必要で、また、雨天時に充電する場合は、接触式では感電やショートしてしまう恐れもあります。
そこで、MIRACを活用することのよりで、ドローンからバッテリーを外す手間を省略できます。また加えて、不要な金属面を露出する必要がないため安全に充電できるようになります。
MIRACは、最大送電出力電力が、750WのタイプⅠ:Hi-Power、同50WのタイプⅡ:Low-Powerの2つのタイプがあります。送電器の外形寸法は、タイプⅡの場合で、177×260×280mmとなっておりまる。
ドローンが抱えている技術的な課題の一つと言えるのがバッテリー問題である。

太陽光発電所でのパネル点検サービスや、災害現場での調査、防犯監視や特撮映像撮影など様々な分野で注目が高まるドローンであるが、都度、操縦者の傍で、充電やバッテリー交換という手間のかかる作業が発生しております。また頻繁に人間が立ち入ることができないエリアなどでの自動充電は難しい状況もあります。
課題としては、ドローンを置いておくだけで充電が開始されるワイヤレス電力伝送での充電システムが望まれております。

送電器・送電アンテナと、レクテナをパッケージ化しましたMiRAC(ミラック)は、人間が簡単に立ち入って撮影することが困難だった、発生直後の自然災害現場や火山地帯などの、分野で活躍しているエンルート製の産業用のドローン(またはマルチコプターと呼ぶ)へ簡単に、置くだけで給電のできるレクテナ技術を利用したワイヤレス電力伝送システムであります。
非接触給電は接続端子を持たないため、防塵・防滴特性に優れ、降雨や微粒子による充電不良などの水関係によるショートを防ぐことが可能です。また、人の手を介さずにバッテリーへの充電が可能です。ですから、様々な環境条件が想定される屋外での自動運用に適したシステムであります。

ワイヤレス給電でお困りの方は、空撮ドローンの会社、アクティブラボにご相談くださいませ。

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