SPEC[スペック&撮影技術]

キャリブレーション


キャリブレーションというのは、計測器や装置のもつクセをリセットし、はじめの状態の基準値にもどすことである。または、校正することで、ドローンには高度、気圧、磁気、GPSなどといったさまざまな要素や要因が飛行の際や飛行中に密接に大きくかかわってくるのです。これらの要素を司っているセンサーがかなり密集しており、これらのセンサーの状態を飛行前にリセットする必要があります。またこれがコンパスキャリブレーションです。コンパスキャリブレーションをしていないと、飛行の不安定化や墜落などにつながる可能性と危険性が非常に高いので、確実に行う必要があります。
GPS内臓のドローンの場合、コンパスキャリブレーションをフライト前に必ずおこなう必要があります。

また、コンパスキャリブレーションとは、センサーや計器が正しく計測されるための作業です。ドローンに北の方角を教えるための作業でもあります。
GPSが内臓されていても、ドローン本体が北の方角を認識しなければ、機能を発揮することはできません。
毎回おこなう必要のない作業とされていますが、場所を移動したときには再度おこなった方がよろしいです。
それと、飛行機や船などの大きな金属の近くに長時間放置した場合は、必ず再度おこなうことも必要です。

コンパスキャリブレーションを行うさいの注意点はとしては、鉄製の大きな建物付近や、鉄塔の近くなど、近くに大きな金属製のものがない場所でやるようにする。 また、電線・アンテナ等磁場が影響する範囲もだめです。

スマホが示している「北」は北ではなく「磁北」です。
地球は地軸が少し傾いており、「磁北」と「真北」は違います。
これを理解していないとなると、正しいスマホの方位を理解していないという事になってしまうのです。

ドローンの場合では「コンパス・キャリブレーション」が必須です。
スマホ同様で、ドローンにも「北」を教える必要があるのです。
コンパス・キャリブレーションは毎回設定を行うことはありませんが、船や飛行機など大きな金属の近くに長時間置く場合、必ず設定しておかなければなりません。

そしてコンパス・キャリブレーションは鉄橋・鉄塔や車など金属の近くでは絶対に行わないようにしましょう。
不適切な場所でコンパス・キャリブレーションを行ってしまうと、上空で誤った方位を認識してしまい、ドローンが間違った方向へ飛んでしまう可能性や最悪墜落の可能性もあるので注意しましょう。

PAGE TOP