SPEC[スペック&撮影技術]

空撮カット


画コンテがあれば一番イメージしやすいですが、こんな空撮カットが欲しいと
具体的であればあるほどパイロットがしっかり準備できます。
また1オペレーターでokか2オペレーター必要かなど費用の面もお話できます。

空撮現場では撮りたい事柄や撮るべきカットを整理して臨みましょう!
せっかく訪れた場所で、取り残しやイマイチカットばっかりになっても残念ですから、良いカットをとるために!
空撮現場で後悔しない3つの方法をご紹介します。

1.最初のフライトでどのようなカットが撮れるかイメージすること。
良い景観の場所で空撮を始めると、興奮で「あっちもこっちも撮りたい!」と、飛び回ってしまう事あります。
そして我に返った時には、バッテリーが残り30%を切ってしまうなんてことも・・・
そのような時は、あえて最初のバッテリー1本は周辺を広めに飛んでみて「何が撮れるか?」「どう撮ったら面白いか?」という情報収集に使うと良いです。
この情報収集によって、良いシーンの撮影イメージをふくらませる事が出来るうえに、空から見ないと分からなかった良いポイント、実際に飛んでみたらたいした事が無かったポイントなども見えてきます。
そして、一度戻ってきた機体からデータを抜き出して冷静にチェックする事で、あっちもこっちも!というセカセカした飛行にならない冷静なフライトになるよう心がけてください。
この方法はバッテリーを2本以上持っている事と、比較的時間に余裕があるタイミングに限られますが、とても有効な手段になると思います。

2.空撮的な綺麗に取れる角度をマスターすること。
「あれ?空撮したのに空撮っぽくない」と、撮影した素材に満足が行かなかった事があったなら、それは空撮っぽく見える“角度”を、まだマスターしていない事が原因かもしれません。
ただ単に高いところから撮った写真や動画では、山の頂上から撮影した風景と大した違いはありませんし、いちいち「空撮した」と言わないと伝わらないのも残念なことです。
ドローンを用いた空撮は「より空撮っぽく見えるカット」の特徴があります。
静止画でも動画でも、そういった特徴的なカットを意識することで、説明不要の空撮作品に仕上がります。
代表的な角度は“真俯瞰”です。
どんな場所でも真俯瞰で撮影すると、見たことの無い素晴らしい作品になる事が多いです。
動画としても活用しやすいシーンになるため、とても便利な素材になります。
たとえば波打ち際を真俯瞰で撮影するだけで、プロっぽい作品に仕上がる可能性がグッと高まります。
また、針葉樹の森を真俯瞰で撮るのも面白いカットに仕上がります。
竹林なども良いかもしれません。
サンプルの動画では、橋を真俯瞰で撮ったカットを印象的なシーンとして活用しています。

3.徹底した「ゆっくりフライト」を心がけること。
空撮って楽しいですよね!しかし、その日撮った素材を後で見返してみると、カメラワークが雑でがっかり・・・なんていう経験ありませんか?
慣れてくると「より良い空撮素材を得たい!」という気持ちが強くなってきますが、それでも飛ばしている事の楽しさも相まって、どうしてもドローンの操作が荒くなってしまう問題が発生します。
実は、この課題はよく私にも相談が来る、多くの人が悩んでいるポイントでもあるんです。
単に訓練をたくさんする事も有効な手段ですが、DJIの機体であれば、セッティングを調整してゆっくり動くように対応させる事も有効な手段です。
一番簡単なセッティングは、機種にもよりますがトライポッドモードを活用する事です。
MAVIC Pro から空撮に入った人も多いと思いますが、本機能を理解しておくと、とても便利です。
トライポッドモードは、いわゆる三脚で撮影するような滑らかでスムーズな動きを実現するための機能で、機体がとてもゆっくり動くようになります。
またカメラの上下首振りをチルトといいますが、このチルトの動きをゆっくりにする設定もあります。
設定のカメラマークから「詳細設定」を確認し、ジンバルピッチ速度と滑らかさを調節して、自分にあったセッティングを探してみましょう。

空撮のクオリティアップには、単にドローンの動かし方を学ぶだけでなく、ドローン本体の機能を熟知して腕をカバーするという事でも可能ですので、是非しっかりと機能の把握をする事をオススメします。

この他にドローン空撮には多くのコツがありますので、以上のことも参考にして、ぜひ自分にあった空撮のこつを探してみてください。

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